2017夏休み5日目:登山を頑張った者だけが許される贅沢

2017/8/15
●鬼ヶ城火口の湯(往復10km)
●後生掛温泉…500円
●玉川温泉自然研究路…駐車場代100円
【宿泊先】茶立ての清水駐車場

鬼ヶ城火口の湯
昨晩は相方が足首をひねったことで歩けどうか心配だったが、歩けそうということなので、予定通り焼山の鬼ヶ城を目指して出発。
後生掛温泉から玉川温泉までの登山道で鬼ヶ城はその中間あたりにある火口。活火山のため、火口にはボコボコと温泉が湧き出ており、「命からがら 誰も行けない温泉」の表紙カバーの写真にもなっているインパクトのある温泉。

後生掛温泉の渡り廊下を通って登山道へ。ちなみにこの登山道へのドアは7時以降に開くとのこと。渡り廊下で登山道の写真を撮っていると昨日歩いたと言う夫婦から「熊が出るよ!」との警告が…。熊がいるのは知っているし、熊は冬眠期間中以外はいつでもいるので気を取り直して出発。正直そこまで本気にしていなかったが、あとで行く玉川温泉側の登山道には「熊出没のため入山自粛」との張り紙があった。この張り紙が後生掛温泉側にもあったらさすがに行くのをためらっていたかもしれない。

後生掛温泉入り口にある地獄

この坂を下っていくと登山道

ここから後生掛温泉を抜けて登山道へ


この日のためにダウンロードしたアプリ「YAMAP」を見ながら山登り。連日の雨で水たまりやぬかるんでいるところが多数あったが、熊に比べればなんのその。クマよけの鈴が売り切れだったので、時々手を叩いたり、大声を出したりして熊に警告。ふもとの温泉施設の音だと思うが、熊の唸り声に似ていてヒヤっとした。他の登山者もおらず、こんなに熊におびえつつの登山は初めてだった。
登山開始




栂森あたりから開けた場所に出たので周りの山々を一望。やっと他の登山者の姿も見え、一安心。ここからは景色も良く、谷沿いを歩いたり、火口脇を通ったり、温泉の流れる川を渡ったりと様々な景色が見れるのでとても楽しい。火口には11時ごろに到着。ガスがかかっていたが、想像以上にすごい場所でテンションマックス!!さすがに温泉には入らなかったが、あのガレ場を降り、何度かもわからないガスが充満する温泉に入る人がいるなんて…。ガスがあるのであまり長居はすべきではないのだろうが、せっかく来たので火口を見ながらお弁当を食べ、視界が開けてきたチャンスを見計らって写真撮影。めちゃくちゃ楽しかった。
毛せん峠





たぶん熊のうんこ

工事中の避難小屋




鬼ケ城火口の湯に到着!





ビーチみたい

後生掛温泉へのルートへ戻り、谷沿いを降りていく。川沿いにしばらく歩くが、なんと白濁した温泉が流れる真っ白な川!!温度も適温なのでマイ温泉スポットを決め、誰に気兼ねすることもなくすっぽんぽんで早速入浴。川底は白い湯花が積もっていて本当に真っ白。流れる雲、空と山のコントラストを眺めながら入る野湯は今までで一番贅沢なお湯だった。
火口から川沿いに下る

温泉が流れる川


湯の華が積もって真っ白






温泉に入ってさっぱりもしたところで下山開始


手作り感満載の橋。ゴールはもう少し

後生掛温泉到着!

後生掛温泉
予定では彩雲温泉へ行く予定だったが、時間が押し気味だったので後生掛温泉で汗を流すことに。7つの湯船がある檜づくりの温泉で秘境の温泉といったいい雰囲気を出していた。

玉川温泉自然研究路
玉川温泉自然研究路へ向かう途中、相方がカメラの充電を後生掛温泉に忘れたのでUターン。電話で聞いたときは17時に閉まると聞いていたので、今日は無理かと思ったが駐車場は18時半までということだったので研究路を散策。



本当に熊が多いらしい

大自然の力を体感できるパワースポット。硫黄のにおいが立ち込め、あちこちで勢いよくガスが噴出している。毎年熱い場所は変わるらしいが、湯治療法に訪れる人が多く、地べたにござを敷いて寝ている人が多かった。鬼ヶ城の下手にあたる場所なので、焼山から一続きになっているのだと思う。ちなみにここも熊出没のため、夜間は立入禁止。以前は泊まることもできたらしい。ここからの鬼ヶ城への登山道も自粛規制の張り紙されていた。
北投石らしいがどれなのかわからなかった



オンドルについて教えてもらう相方

大噴



オンドル小屋

地熱で湯治をする人々






玉川温泉からの鬼ケ城への登山道




新玉川温泉からの眺め。湯気が上がっているところが玉川温泉地獄谷、その奥の山頂の白い部分が鬼ケ城火口の湯

新玉川温泉の遊歩道。夕方は熊が多いのでパス

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