2015/5/11
⚫︎ツーリング
⚫︎Preah Khan of Kompong Svay
[一人あたりの費用]
⚫︎Preah Khan of Kompong Svay…$2.5
[ホテル]Toape Guesthouse
[ツーリング情報]
•走行距離:219km
•ルート:62号線(Kampong Thom〜Svay Pat)…良好、ルート2623A(Svay Pat〜Preah Khan)…悪路
周辺にGHがなさそうだったのでPreah Khanを見てからPreah Vihearまで頑張ってツーリングするつもりだったが、途中で休憩した店のおっちゃんがPreah Khanへ行く分岐の村の手前にあるPhnum DaekにGHがあると言うのでそこを拠点にPreah Khanに行くことに。Phnum Daekまでの道は国道ではなかったが、道幅も広く良好。昨日行ったSambor Prei Kukを通り過ぎ、熱風が吹く中変わりばえのしない乾いた平原を走る。今夜泊まる予定のPhnum Daekを通り過ぎ、Svay Patという地図にも載っていない小さな分岐(村?)でPreah Khanへ行く前にひと休憩。
Preah Khanへ行く道は実は2つある。一つはPhnum Daekから直接行く道だがこちらは35kmと近道だがバイタクのおっちゃんも利用しないほどのひどい道らしい。もう一つはPhnum Daekからさらに22km先にあるSvay Patという地図にも載っていない分岐(村?)で左折しさらに47km。後者の方が遠回りだが地元の人に聞いてもやはり後者の方がいいと言うのでそちらの道で行くことにした。
Svay Patに到着したのが14時。地図にも載っていないので道を間違えないかと心配したが、分岐のところにPreah Khanの看板があったので一安心。Preah KhanがあるTa Seng村にもホームステイができる家があるらしいが、確実ではないのでPhnum Daekに暗くなる前に戻るつもりで再出発。分岐からはしばらくアスファルトの道だったが、途中からは赤土のオフロード。そこまでデコボコではなかったのでなんとか1時間半ほどでPreah Khanに到着。
Preah Khan of Kompong Svay
(→Preah Khan of Kompong Svayへの個人での行き方)
チケットブースもなく入り口でおっちゃんが昼寝していたのでその人に$5(二人分)を払い、やっと遺跡内へ。ネットの情報では一人$5とあったが曖昧なあたりがカンボジアらしい。チケットをもらえなかったので実際の値段は分からなかったが、おっちゃんが付いて来て身振り手振りでなんとなくガイドをしてくれた。「密林の中の巨大遺跡」と言われるだけあってアクセスしづらいのか他にいたのは研究者らしきアジア系の女性一人のみ。個人で来るのも十分大変だがツアーでだと高いし、時間もかかるのでわざわざ来る人が少ないというのがよく分かった。
Preah Khanはシェムリアップにも同じ名前の遺跡があるが、こちらの遺跡の正式名称は「Preah Khan of Kompong Svay」。別名バカン寺。外周壁は一辺5kmの正方形と大きく、周辺には象の寺院やバイヨンのような四面が仏像の顔になった寺院がある。本当に密林の中に埋もれた巨大遺跡といった感じで他に観光客もいないのでインディージョーンズの世界に迷い込んだような錯覚に陥る見事な遺跡だった。
おっちゃんのガイドで一通りメインの寺院を見たあたりでスコールにあう。こっちのスコールは降ってる時間自体は1時間ぐらいと短いが降りかたが半端じゃない。バケツをひっくり返したような雨と雷がすごいのでひとまず遺跡内で雨宿りはするが、天井に隙間があるので結局はびしょ濡れ。暑いので服がすぐに乾くのが不幸中の幸いだった。スコールが止むのを待って象寺と四面仏像がある寺院を見学。他にもバライ(貯水池)の真ん中に遺跡が残っているようだったので行ってみたが道がぬかるんでいてバイクでは難しそうだったので今回は残念ながらパス。
カンボジアの田舎道はもちろん街灯もないし暗くなる前にはPhnum Daekの町に着きたかったので17寺半に遺跡を出発。だがここからが至難の道だった…。行くときはオフロードでもそこまでデコボコではなかったのでまだマシだったが、帰りはスコールが降ったせいで道はぬかるみ、夕刻も迫ってきていたので道もよく見えない。結局分岐のところまで戻る前に真っ暗になってしまい、ぬかるみと穴に気をつけながら真っ暗な中走らなければならなかった。分岐のところまでたどり着き、Phnum Daekまではトラックのうしろにぴったりついてトラックのライトでなんとか走ることができたのである意味ラッキーではあったがGHに着いたときにはもうクタクタ。