2017夏休み8日目:昭和レトロあふれる温泉街

2017/8/18
●銀山温泉(大湯(かじか湯)…300円、白銀公園、延沢銀坑道)
●羽黒山
【温泉】かたくり温泉ぼんぼ…430円
【宿泊先】道の駅月山

銀山温泉
【概要】
開湯は寛永年間に、かつてこの地にあった延沢銀山の工夫が銀山川の中に湧いている温泉を発見したことによる。江戸時代には公儀山として栄えた銀山。1913年の大洪水により温泉街は壊滅したが、地元財界の力で復興し、現在は木造三層四層の旅館が軒を並べる温泉街として注目を集めている。
ジブリの映画に出てきそうな郷愁を感じるノスタルジックな町並みの写真に惹かれ、ぜひ行ってみたいと思っていた温泉街。坂道を降りていくと、小さな川の両側に古い木造旅館が建ち並び、まるで大正時代にでもタイムスリップしたかのような錯覚におちいる。延沢銀坑道まで歩いたり、町散策をしながら大正ロマンを満喫。朝風呂も兼ねて大湯に入るが、こちらもなかなか熱めでシャキッとするので朝風呂にはぴったりだった。

銀山温泉へ行く途中のきれいな田園風景


四季を描いた左官彫刻


レトロな温泉旅館。残念ながらもう使っていなかった




延沢銀坑道





明治初期の銀山温泉

大正時代の銀山温泉

昭和初期の銀山温泉



共同浴場のかじか湯


羽黒山
【概要】
修験道を中心とした山岳信仰の山として知られる出羽三山の一つ羽黒山(標高414m)へ。出羽三山とは羽黒山、月山、湯殿山の総称で明治時代までは神仏習合の権現を祀る修験道の山であった。明治以降神山となり、羽黒山は稲倉魂命、月山は月読命、湯殿山は大山祇命、大国主命、少彦名命の三神を祀れ、開山以来、羽黒派古修験道は継承され続けている。



羽黒山へは有料道路を通って頂上まで行くコースとふもとから2446段の石段を登るコースの2つがある。私たちはもちろん校舎。登山道入口でマップを見ていたら後ろが騒がしいので見てみるとなんととんねるずの石橋貴明とスピードワゴンの糸田が。彼らが乗ってきたフェラーリのレンタル会社(なんと大阪の平野から輸送しそう!)のスタッフのおっちゃんが「とんねるずのみなさんのおかげでした」の収録だと教えてくれた。

「とんねるずのみなさんのおかげでした」のロケに遭遇

ELTのメンバーも二人いたがこの時は気づかなかった


ロケのために大阪から運ばれてきたフェラーリ

ロケチームが先に登るのを待って私たちも登山開始。参道沿いに立ち並ぶ樹齢350年から500年を越す老杉を眺めながら2446段の敷き詰められた石畳の階段を登る。山頂までは1.7km(約1時間)、新たに生まれ出るための産道と伝えられる山道。五重塔や山伏の人たちの山行を見ることができ、参道歩きも楽しい。頂上にある三神合祭殿には寄り道をしていたことから17時ギリギリに到着し、なんとか中の様子も写真に収めることができた。社殿は合祭殿造りという羽黒派古修験道独自のもので、高さ28m、桁行24.2m、梁間17mで、内部は総朱塗り、屋根の厚さは2.1mという萱葺きの豪壮な建物。現在の合祭殿は文政元年(1818)に完成したもので、平成12年、国の重要文化財に指定された。
しばらく境内を散策し、暗くなる前に下山開始。帰りは霧がかかり、神秘的な雰囲気を醸し出していた。
登山開始



樹齢1000年以上の爺杉。近くに婆杉もあったが天災で倒れてしまったそう

五重塔



山頂まで2446段の石段が続く


山頂付近にある斎館。宿泊もできて精進料理もたべれるらしい




山頂到着!



細かな彫刻

三神合祭殿

ギリギリ中を拝観することができた





東日本大震災犠牲者慰霊の塔

暗くなる前に下山。夕暮れ時の山頂付近は霧が濃かった

33個あるといわれる石段の彫刻。18個以上見つけた人は大願成就し、33個以上探し当てればどんな望みでも叶うらしい。石段を作った寺の最高責任者 天宥別当が彫ったといわれている

道の駅月山で晩ごはん

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