2015/5/15
●Koh Ker遺跡(Prasat Pram, Prasat Thom, Prasat Linga, Prasat Sralao, Prasat Kra Chap, Prasat Beng, Prasat Banteay Pir Chean, Prasat Charp)
●マーケット
[一人あたりの費用]
●Koh Ker遺跡…$10
[ホテル]Sroyorng Koh Ker Guesthouse
今日は一日Koh Ker遺跡めぐり。昨日見れなかった周辺の小規模寺院とメインのPrasat Thomへ。Prasat Thomはアンコールスタイルとはまったく違うピラミッド型。2年前にカンボジアに来たときは帰国してからKoh Kerのことを知り、行けば良かったと後悔したので今回こそはぜひ行ってみたいと思っていた遺跡の一つだった。
Koh Ker遺跡
(→Koh Kerへの個人での行き方)
途中にあったPrasat Pramを見てからメインのPrasat Thomへ。祝日なのに観光客もまばら。密林の中の遺跡を進んでいくと急に開けた場所になり、目の前には階段ピラミッドが。アンコール遺跡から急にマヤ文明の遺跡になったようで一瞬言葉を失う。入り口からしばらく全体を眺め、ピラミッドのふもとへ。ここに来たことのある人のブログなどの情報によると正面の階段が崩れていてピラミッドには登れなかったという情報がいくつかあったが、新しく作られたのかピラミッドの左側に階段が設けられていてそこから頂上まで登ることができた。階段を登ると360度平原のジャングルを見渡すことができ、これまた絶景。頂上にはピラミッド内部へ続く縦穴があり、その周りにはレリーフが刻まれていた。ただなぜか頂上にはクモのような形の好戦的なハエがやたら多く、落ち着いてゆっくり見て入られないほど。相方は王の呪いだとか言っていたが、ピラミッドが降りるとピタリといなくなる不思議なハエだった。
午後からは残り7つの小規模寺院を見学。大きなリンガを祀った寺院や蔦が絡んだ仏塔などどれも素晴らしいものばかりだった。
夕方近くにGHに戻り、隣のフルーツシェイク屋さんで休憩。暗くなると店も食堂も閉まってしまうので、地元のマーケットを散策しながら今日は早めに夕食へ。
マーケットを歩いていると英語が堪能な地元のおばあちゃんに声をかけられた。年配の方で英語が堪能な人は少ないので聞いてみると30年前に難民としてアメリカに逃れ、2年前に帰ってきたとのこと。今はこの村でだんなさんが英語を教えているそう。ぜひだんなさんにも会ってほしいとのことだったので家にお邪魔することになり、学校を兼ねた木造高床式のおばあちゃんの家へ。中にはだんなさんと住み込みの学生一人がいていきなりの訪問にもかかわらず温かく迎えてくれた。笑顔の素敵なおじいさんで村のことや昔のことなど色々話してくれ、歴史好きの相方と意気投合。「次来るときはこの家に泊まりなさい。」と言ってくれ、とても親切な老夫婦だった。