Hpa-An→Yangon:カイン族のアイデンティー

2014/12/14
●Tha Ma Nya Monestry
●カイン族の正月のイベント会場
●移動…Hpa-An→Yangon(7時間)
[一人あたりの費用]
●レンタルバイク…$6
●ガソリン代…$2
●パアンからヤンゴンまでのナイトバス…$5
●ヤンゴンから市内までのシェアタクシー…$6(二人分)
[ホテル]ナイトバス

先日バイクの鍵を落としたときに助けてくれたKyaw Heitに会いに行くことに。バイクでHpa-Anの隣のEin Du村まで行き、Kyaw Heitの友達のジュース屋さんで電話をかけてもらう。Kyaw Heitと落ち合うと彼があちこち案内してくれると言うのでお願いすることにした。
Kyaw Heit
29歳のカイン族の英語教師。現在住居兼英会話教室を建築中で、自分の家で英会話教室を開くのが夢。3年後には今の彼女との結婚予定らしい。

Tha Ma Nya Monestry
アウンサン将軍の支持者だった僧侶の遺体が安置されていた山の上にある修道院。僧侶の遺体はガラスケースに収められていたが、アウンサン将軍の支持者だったこと、僧侶自身がカイン族(反政府活動をしていた)だったことから8年前に軍に持ち去られたそう。この僧侶はSadan Caveの修復などもしていたが、それも軍に妨害されたらしい。は軍関係者にこのことを話しているのが見つかれば拘束されるため、Kyaw Heitまわりに聞こえないよう小声で説明してくれた。

僧侶が安置されていたガラスケース。今もガラスが割れたままの状態
僧侶が安置されていたガラスケース。今もガラスが割れたままの状態

さらに上に行くと頂上にパゴダがあり、そこから水平線に広がるジャングルが一望できる。Hpa-Anは国境にも近いため、隣のタイまで見えた。

遥か向こうはタイ
遥か向こうはタイ
Kyaw heitと相方
Kyaw Heitと相方
お坊さんと一緒に記念撮影。外国人がめずらしいのか一緒に写真を撮ってほしいと言われた
お坊さんと一緒に記念撮影。外国人がめずらしいのか一緒に写真を撮ってほしいと言われた
一緒に来ていたお坊さんの家族(?)とも記念撮影
一緒に来ていたお坊さんの家族(?)とも記念撮影
ごはんをよそうKyaw heit
ごはんをよそうKyaw Heit。この修道院でもベジタリアンカレーを提供していて、お昼ごはんをごちそうになった

12月末にカイン族のお正月があるのでKyaw Heitの英語教師の友人の家に寄り、彼の息子と5人で正月のイベント会場へ。会場はステージがあるのみだったが、日曜だったためかサッカーの試合をしていて地元の人で握わっていた。Kyaw Heitと友人の教え子もいて即席英会話教室になる。Hpa-An大学の生徒で英語を勉強しながら教師を目指しているそう。

左端がKyaw heitの友人の英語教師
左端がKyaw Heitの友人の英語教師

Kyaw Heitと話していてわかったことだが、カイン族の彼らは自分たちのことをミャンマー人とは言わず、カイン人と呼んでいる。この正月イベントもミャンマー全体の正月ではなく、カイン族のみの正月(2015年度は2014/12/21が大晦日で2014/12/22が元旦)を祝うもの。最近までカイン州は反政府活動が激しく、外国人も許可証がないと入れないエリアだった。アウンサン将軍が民族をまとめるために取った方法が、とりあえず10年間はどの民族もミャンマーのルールに従い、やってみてうまくいかなければ各民族のルールを使ってもいいというものだったが、カイン族は日本のアイヌのように差別もされていたので、結局自分たちのルールを選び、その結果政府と対立することとなった。こう聞くと危険な感じがするが、Hpa-Anも他のミャンマーと同じく、人は温かく皆親切でいい人たちばかりだった。同じ国にいながら自分たちはミャンマー人ではないと言うカイン族。観光地だけを旅行していたのではわからなかったミャンマーのもう一面を見ることができた。

Soe Brothers GHで手配したナイトバスでヤンゴンへ。ホテルピックアップはなかったので、バスターミナルで待っていたがやはり時間通りには来ず、19時に出発。ナイトバスと言ってもボロボロの大型バスでリクライニングもあまりできない。シート間に少しだけ余裕があったので私はまだマシだったが、190cmある相方は窮屈そうだった。ヤンゴンには朝の2時に到着。ピックアップトラックもなかったのでタクシーで市内まで行くことに。二人だと$8だが、シェアにすると$6。シェアにしてもあまり値段が変わらないのが腑に落ちなかったが、深夜でクタクタだったのでOKすることに。バスターミナルから市内までは約40分。カーレースかのような荒い運転で一気に目が覚めた。ホテルをいくつかあたるが深夜のため閉まっているところが多い。でもさすがに道端で寝るわけにもいかないのでスタッフを起こし、とりあえず仮眠。

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