2018/5/4
●池島…フェリー2,420円(車5m未満)、大人一人410円
●雲仙仁田峠…通行料100円
●雲仙地獄
【温泉】脇浜共同浴場…150円
【宿泊先】道の駅 彼杵の荘(★★★☆☆)
池島2日目
昨日あまり見れなかった池島中央会館付近の公営住宅エリアを見学。発電所の蒸気を主に浴場へ、真水を施設や各家庭へと供給するための配管が島中に張り巡らされ、不思議な雰囲気。ほぼどの公営住宅も入り口に有刺鉄線があった。
池島中央会館に資料を展示しているとのことだったので、のぞいてみることに。池島の歴史や炭鉱時代の写真が展示されていた。
その後は池島炭鉱ができる前からあったとされるスナック街の郷地区へ。港へ向かう県道の脇に伸びる谷間に隠れるようにスナック街が坂道に沿って連なっていて、車も通れない細い坂道の路地に廃墟となったスナックや旅館、パチンコ屋がぽつぽつと並んでいる。唯一現役で営業していた「スナックマキ」も2014年頃には店を畳んでしまったそう。でも海側近くに移動販売のトラックが来ていて何軒かは今も人が住んでいるようだった。
さらに郷地区の奥の方に行くと市役所員住宅や教職員住宅があった。まだ住んでいそうな雰囲気の民家もあったけど、どれも廃墟になっていた。
郵便物を見ると2011年頃まで住んでいた様子。洗い物や冷蔵庫の中身までがそのままでまるで何も持たずに住人だけが出て行ったような感じだった。
一通り池島を見ることができたので、予定通り13:17のフェリーで神浦港へ。非現実的でどこかもの悲しい雰囲気が漂う、廃墟と人が共存する数少ないめずらしい島だった。数年後どうなっているのかが気になるところ。
雲仙仁田峠
長崎の稲佐山山頂展望台へ向かうが、明後日の最終日も雨予報もため、予定を前倒しにしてできるだけ詰めることに。稲佐山の代わりに雲仙の妙見岳展望所へ行くことに。着いたのは17時ごろだったが、ここで誤算発覚。見たかったのは平成新山だが、どうやら妙見岳展望所からは見えないとのこと。平成新山を見るには国見岳まで歩かないと見れないそう。妙見岳展望所までもかなり急こう配の約40分の上り坂で、風もきつくてロープウェイも終わってしまったため、仁田峠からの眺めだけを見て雲仙地獄へ。
雲仙地獄
東北でも何度も見た地獄谷。道路の歩道からも湯気が立ち上り、いかにも温泉街といった雰囲気。温泉たまごを食べて、地獄谷を散歩。遊歩道が地熱で暖かくなっているからか猫も道の真ん中で昼寝をしていた。
脇浜共同浴場
1937年創業当時から変わらない昭和レトロな雰囲気が味わえる温泉。熱めとぬるめの浴槽が二つあり、熱めの方は熱すぎて入れなかった。浴槽内は裸電球1個が天井からぶら下がり、少し薄暗くて雰囲気満点!地元の人愛用の共同浴場のようだった。