2017GW3日目:伊豆の見所てんこ盛りな日

2017/5/4
●石廊崎、石廊崎ジャングルパーク
●伊豆波勝崎苑…700円
●室岩洞
●松崎なまこ通り
●堂ヶ島
●龕付天正金鉱…600円
●安楽寺 まぶ湯…150円
●土肥散策
[温泉]楠の湯共同浴場…400円
[宿泊先]西伊豆戸田御浜駐車場(洋式トイレあり)

石廊崎、石廊崎ジャングルパーク
8時前に到着。駐車場スタッフもいなかったのでそのまま停めて石廊崎へ。道を新しく建設しているようで石廊崎への道は所々工事中。土産物屋などのジャングルパークの残骸らしきものもいくつかあったが、ロープが張り巡らされていてそちらへは立入禁止になっていた。石廊崎は海へ突き出す形で岬が出ていて、先端から水平線を見ると丸く見え、地球の丸さを自分の目で確かめることができる。水平線上に左から利島・うど根・新島・式根島・神津島・晴れた雨上がりなどは、三宅島も見えるそう。そして近くには、神子元島・横根島・石取島が見える。周辺は富士箱根伊豆国立公園に指定されていて、壮大な太平洋のパノラマが素晴らしかった。

石廊崎の駐車場

土産物屋側の駐車場は無料?

参道入口

参道途中の神社

石廊崎灯台



岩壁に張り付くようにして建っている神社

先端にある祠


先端からの景色。島がいくつか見える

駐車場までの帰り道、ロープを越えて石廊崎ジャングルパークをこっそり探索。石廊崎ジャングルパーク1は、969年に岩崎産業が「熱帯の楽園」をキャッチフレーズに熱帯植物を観賞する植物園としてオープン。1973年のピーク時には、75万人の年間入場者数が訪れたが、年々入場者数は激減し、閉園間際ごろには10万人に落ち、施設の老朽化が進んだこともあり、営業継続を断念。2003年9月30日で閉園した。中は荒れ放題になっていたが、ジャングルパーク旧入口から石廊崎へ続く新しい道を建設していた。ジャングルパークの旧入口まで歩いて当時の土産物屋などの廃墟を探索したが、石廊崎の駐車場から歩くよりもこっちからの方がよっぽど近道だった。
石廊崎へ行く途中にある廃墟




ジャングルパークの中を打ち抜くように新しい道を建設中

当時の土産物屋






奥に見えるのがメインの温室


伊豆波勝崎苑
大通りから伊豆波勝崎苑へ降りる道へ入ると餌目的の猿がお出迎え。道路の真ん中に陣取って動こうともしない。伊豆波勝崎苑は、南伊豆の南端、美しい海と山に囲まれた景勝地にある東日本最大の野猿公園で、海岸付近に野猿約400匹し、フェンス越しにエサを手渡したり、赤ちゃん猿を間近で眺められる。
チケット売り場から猿がいる海岸までは歩いてもそんなに距離はないが、頻繁にマイクロバスが出ている。海岸を悠々と猿が闊歩し、足によじ登ってくる怖いもの知らずの子ザルもいた。

道路に陣取る猿たち

窓越しにバナナを見せると必死

この谷を降りていくとお猿がたくさんいる海岸


柵の中から餌付けもできる




どこか哀愁が漂うお猿


遠慮なしに登ってくる小ザル

室岩洞への道中の富士山

室岩洞
松崎と岩地方面を結ぶ国道136号線、富士見彫刻ラインの断崖を海側へ50mほど下った場所にあり、室町時代から凝灰岩を切り出していたと伝えられている石切り場の跡。人口の洞窟で、延長350mほどあり、小さな湧水池もあり幽寂なムードだった。思ったよりも観光地されておらず、観光客の姿も2組ほど。地下帝国を連想させるような雰囲気を楽しめた。











反対側の入口


ここから石を船に乗せて運び出していたそう

松崎なまこ通り
室岩洞からすぐ近くの漁港の町。通り道なので寄ってみることに。
松崎には風情あるなまこ壁の建物が点在しており、なまこ通りなるものがある。なまこ壁は瓦の目地に漆喰をかまぼこ型に盛り付けて塗るという工法で、目地がナマコに似ていることからそう呼ばれているそう。雨や風などに強く、土蔵の腰壁などに用いられた。石畳の小路を通って情緒ある街歩きを楽しめる。


伊豆文邸





堂ヶ島への道中の富士山

堂ヶ島
静岡県を代表する観光スポット。その景観が日本三景である松島(宮城県松島町)に似ていることから「伊豆の松島」とも呼ばれているそう。この天窓洞は白い凝灰岩からできていて、長い年月の波によって、海食トンネルがあけられてできたもの。クルージングだと太陽の光が海面に射し込み、神秘的なエメラルド色の海の景色を楽しめる。ただこの日クルージングには行列ができていたため、私たちは堂ヶ島を上からのぞける遊歩道をぐるっと周って散策。

堂ヶ島クルージング



看板犬のマリンちゃん

龕付天正金鉱
龕附天正金鉱は、静岡県伊豆市土肥にある天正年間に掘られた金の手掘り坑道。 天正5年に開発された金鉱で、代官彦坂元成により運営されていたが、慶長年間江戸幕府金山奉行大久保長安の支配となり、慶長11年に最盛期を迎える。坑道は、山柿の大木が坑口にあったことから「柿木間歩」といわれた。全長100m、最奥部まで60m。ほぼ当時のまま残されている伊豆最古級の手掘りの坑道跡。
少し耳が遠いおじいちゃんが案内をしてくれたが、早口で一方的に説明をされたので残念ながらあまりよくわからず…。一通り見て一息をついているとおばあちゃんが声をかけてくれ、丁寧に改めて説明してくれた。笑顔が素敵なおばあちゃんでとてもいい感じの人だった。おばあちゃんによるとこの金鉱を発掘したのはおじいちゃんのお父さんにあたる人で、個人所有している土地を観光客に見せているらしい。確かに隣の土肥金山に比べると手作り感があり、坑道内も手すりが取りつけれられている程度で当時のままといった感じだった。

右の建物が事務所

全体図

手作り感満載


これらの模型図や説明書は猪に時々破壊されるそう


選鉱所跡

年代を感じさせる陳列館

金鉱入口

足元が悪い中、どんどん進むおじいちゃん

空気穴


説明するおじいちゃん



一番奥の龕(祠)。これも鉱脈の石だそう



もう一つの入口。こちらは現在は奥へとは続いてはおらず、鉱脈が見る場所がある

次のお客さんに説明するおばあちゃん。とても優しくていい人だった

安楽寺 まぶ湯
寺内から湧き出る源泉を見に行くことに。行ったのが夕方だったためか観光客もおらず、ゆっくり拝観できた。まぶ湯は土肥温泉の発祥の元湯で、金山採掘中の坑道より温泉が湧出したそう。「まぶ」とは坑道のことで別名「医王泉」「鉱山の湯」「砂金風呂」とも呼ばれ、その昔多くの人が薬効を求めて入浴した温泉。現在は入浴できないが浴槽の脇に湯かけ地蔵が祀られ、病気平癒を祈念しつつ願う部位と同じ地蔵のその部位に温泉をかけると霊験あるといわれている。

安楽寺

正面口には樹齢千年余の楠の大木がある


まぶ湯入口




その後まだ明るかったので土肥の町を散策。龕付天正金鉱のおばあちゃんに教えてもらったギネスブックで世界最大と認定された花時計へ。花時計の周りには足つぼの健康歩道があり、道を挟んで足湯もあったので少し休憩。

ギネス認定の花時計

一周すると足がすっきり

人懐っこいにゃんこ。下水に温泉が流れているのかお湯で温まったマンホールの上でくつろいでいた

この時点で一日少なく予定を組んでいたことに気づき、リスケ。一日増えたのでもう少し伊豆をゆっくり見ることに。

[温泉]楠の湯共同浴場
安楽寺近くの公衆浴場。シンプルで内湯は1つ、小さな露天風呂が1つ。

[宿泊先]西伊豆戸田御浜駐車場(洋式トイレあり)
道の駅くるら戸田へ行くが、駐車場が満杯で道路脇に停めて車中泊している車がいるぐらい満車。諦めて近くの西伊豆戸田御浜駐車場へ。こちらも車中泊やキャンプをしている人が多かったが、駐車スペースが広く、トイレもいくつかあったので快適だった。朝起きると富士山が一望でき、朝から絶景だった。

朝から絶景


コメントを残す

CAPTCHA