Mumbai1日目:恐るべしインドの高級ホテル

2017/12/28
●インド門
●エレファンタ島…ボート180Rs(往復)、入島料5Rs、入場料500Rs
●Taj Mahal Palace
●フォート地区散策
[ホテル]Hotel Qamar

ローカル電車の路線図

ホテルのオーナーにエレファンタ島は丸一日かかると脅されたので、明日は夕方に移動があるし、今日エレファンタ島とフォート地区を観光することに。

ホテルからMasjid駅までの様子


ローカル電車や長距離電車の始発駅であるCST駅(Chhatrapati Shivaji Terminus)まで最寄りのMasjid駅から一駅なので初のローカル電車に挑戦。ムンバイのローカル電車はラッシュ時は乗車率120%なことで有名。Masjid駅では切符をどこで売っているのかわからなかったので、そのままホームへ行くとCST行きらしい電車が来たのでそれに飛び乗った。ドアは走行中も開けっ放しで女性専用車両以外には男性しかおらず、車両の中は私だけ紅一点。日本ではもちろん線路に入れないようになっているが、ムンバイでは線路を歩く人やなぜか線路脇で寝てる人、ゴミを拾うなど色々な人がいておもしろい。たった一駅なので3分ほどでCST駅に到着。結局車掌さんがチェックにまわってくることもなく、タダ乗りできてしまった。
走行中もドアは開けっ放し。空いていてもなぜかドアから身を乗り出すインド人

電車の中の様子。女性専用車両以外は男性ばっかし

CST駅に到着。映画「スラムドッグミリオネア」もここで撮影したそう

左がローカル電車乗り場で右が長距離電車乗り場

世界遺産にもなっているCST駅。ダブルデッカーがかわいい

髭が素敵なおじいちゃん

インド門
英国植民地時代の1911年、当時の英国王ジョージ5世とその王妃のインド訪問を記念して造られた。言わば植民地時代のインドの象徴のような建物だが、現在はムンバイ観光のメインとして、インド人や外国人観光客でにぎわう人気スポットとなっている。

たくさんの人で賑わうインド門

インド門向かいにあるタージマハルホテル

押し売りや詐欺も多いと聞いていたので、かなり構えていったがシティツアーの勧誘をしてくるおっちゃんぐらいで拍子抜け。なぜか外国人以外にもインド人もいっぱいでごった返していた。ツアー勧誘のおっちゃんが「夕方ぐらいが一番きれいに見えるから今からシティツアーに行ってそれからエレファンタ島に行った方がいい!」と力説するので、ツアーは行かないとしても先にフォート地区を見てからエレファンタ島に行った方がいいか?と悩むが、悩む時間ももったいないので結局そのままエレファンタ島へ行くことに。インド門近くにいるチケット売りのおっちゃんからチケット2枚を購入し、ボートに乗り込む。
ところでベトナムでもあったがここでもなぜかインド人との撮影大会。そんなに外国人が珍しいのだろうか?

透し彫りがきれい


インドの人は鳩に寛容


このボートでエレファンタ島へ

エレファンタ島へ出発!

人工の要塞島

ボートの中の様子。上の席もあるが追加料金がいるそう

エレファンタ島
エレファンタ島はムンバイ湾の中にある、太古の石窟ヒンドゥー教寺院が残る世界遺産。現在のカルナータカ州を治めたラーシュトラクータ朝(753年~982年)時代から残る彫刻があり、1987年に世界遺産に登録された。標高約200mの岩山の頂上にエレファンタ石窟群(約5,600㎡)があり、ヒンドゥー教の最高神の1人シヴァ神を祀っている。石窟寺院は、6~8世紀にかけて造られたといわれているが、碑文がほぼないために年代の確定は難しいそう。
発見されたのは1534年。ムンバイ(当時はボンベイ)がポルトガル統治下となると、ポルトガル人が島を訪れ、その際に象の石像を見つけたため、元々はガーラープリ島と呼ばれていたこの島を、エレファンタ島(ポルトガル語で「象」の意味)と名付けた。しかし、ポルトガル人たちは、島にあった石像を銃の練習台とし、ほとんどを破壊してしまったとのこと。5つあるうちの第一窟だけは破壊を免れており、シヴァの結婚や踊るシヴァの像、巨大な三面上半身像を見ることができる。
ボートは1時間ほどで島に到着し、インド人でぎゅうぎゅうの参道を登り、やっとエレファンタ石窟群に到着。

エレファンタ島の桟橋が見えてきた

ガイドに詰め寄られる相方。島では自称ガイドが待ち受けていてセールスをしてくるが、一度断るとあっさり引き下がるのでなんだか拍子抜け

参道まで電車に乗ることもできる

色々なゴミが打ち上げられていてお世辞にもきれいとは言えないのが残念

参拝客でごった返す参道


体力のない人は担いでもらうことも。金毘羅山みたい

第一窟は保存状態も良く、様々なシヴァの像を見ることができた。なかなかのレベルの遺跡だと思うが、これでもまだ序の口というのだからこれから見に行く予定のエローラやアジャンターは一体どのぐらいがすごいのだろうか。

メインの第一窟の入り口


シヴァ三面上半身像

様々な姿や表情をしたシヴァやヒンドゥーの神々の彫刻






帰りはボートに揺られ1時間ちょい。潮風が気持ちよい船旅だった。

インド門とタージマハルホテル

再びインド門

異教徒や外国人からインドを守った英雄として今も尊崇を受けるチャトラパティ・シヴァージー。ムンバイの空港や駅、施設にはシヴァージーにちなんだ名前がつけられている

のんびり昼寝していた黒猫

Taj Mahal Palace
インド門向いにある1903年に完成したインド最大の富豪と言われるジャムシェードジー・ターターによって建てられたホテル。何度もヨーロッパに渡り、発電機やエレベーターなど当時最新の機械を調達したそう。シンガポールのラッフルズホテルと並び「アジアの星」と称えられた。
「地球の歩き方」のはみ出しコラムにホテル内のバーでハッピーアワーがあると書いてあったので行ってみることに。そのバーに行ってみるとハッピーアワーをやっているのは2Fのバーでここではないとのこと。でもせっかくなのでボンベイ・サファイアのジントニックで乾杯。夕日に暮れるインド門を眺めながらしばし優雅な時間を満喫した。が、インド初日にしてこれがこの旅最大の大失敗だった…。
ジントニックを3杯飲み、お会計。高級ホテルでもインドだし…と高を括っていたので高くても5,000円くらいかと思っていたが、なんと倍の約10,000円!0一個多くない?!と何度も確かめたが、やはり10,000円…。インドでジントニックたったの3杯が10,000円とかあり得なさすぎて一気に目が覚めた。日本の高級ホテルでもそこまでするか?とか色々考えたが後の祭り。インド格差を思い知ったインド初日だった。

窓からはインド門が見える最高のロケーション

一杯3,000円ぐらいのジントニック。でもおいしかったし、ある意味一生忘れない思い出

ライトアップされたタージマハルホテル

インド門は夜でも賑やか

フォート地区
暗くなったけど、まだ時間があるので植民地時代の建物が残るフォート地区を散策。最高裁判所と時計台を見物。

植民地時代からの図書館


図書館の前でたたずむにゃんこ。ムンバイの猫はみんなフレンドリー


ムンバイ大学

時計台

夜見るとゴーストハウスかのような最高裁判所

最高裁判所近くのナイトマーケット

CST駅は2004年に世界遺産に登録され、ムンバイのコロニアル建築を代表する歴史的建造物。教会のようにも見えるこの建物は1887年に10年をかけて完成したとのこと。夜はライトアップがあり、駅とは思えないくらいものすごく立派できれいだった。
ライトアップされるCST駅。きれいすぎ!

右がCST駅。左は政府関係の建物

夕食は駅近くの食堂で初ターリー。最初はおいしいけどだんだん辛くなってきて食べたいけど辛くて食べれないのがもどかしい!CST駅へ戻る途中、本場のグラブジャムンにもありつけ感激!
辛くて最後まで食べれなかったチキンターリー

デザートを頬張るおっちゃんたち

どれも激甘だけど慣れたらおいしい


念願のグラブジャムン。ドーナツのシロップ漬けみたいなお菓子

帰りはまたローカル電車でMasjid駅まで(13Rs/1人)。乗りこなせるか不安だったローカル電車だが、慣れたら簡単で楽しかった。
女性専用車両。イラストがインドらしくておもしろい

走行中もドアは開けっ放し


CSTからMasjid駅まで10Rs

Masjid駅に到着



ホテル近くのごっちゃり感がすごいマンション

ホテルがあるエリアはアラビア系の人が多い


インドのデコトラ

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