Kampot2日目：奇妙なフランスの避暑地

2015/6/1
●Phnom Bokor National Park
［一人あたりの費用］
●Phnom Bokor National Parkバイク通行料…2,000リエル（60円）
［ホテル］Sok San Guesthouse
［ツーリング情報］
•走行距離：40km
•ルート：HWY3、Route32…良好

午後からKampotの西40kmの山頂にあるフランスが使っていた避暑地へ。ここは以前フランスが避暑地として使っていて教会やカジノなどがあるが戦時中にフランスが追い出されたのを機に今は廃墟になっている。新しく中国資本のカジノホテルができているそうで再度リゾート地にしようとしているらしい。入り口でバイクの通行料を払い、山頂までツーリング。ベトナムナンバーのバイクは入れないという噂も聞いたが何の問題もなくあっさりスルー。山頂まではかなりのクネクネ道だがリゾート開発しているだけあって道は日本の道路並みに快適。山頂に近づくにつれ段々気温も下がり、ふもとでは暑すぎるぐらいだったのに少し肌寒いぐらいに。大きな仏像を過ぎたあたりから前方が雲に覆われだし、教会を見終わったあたりからはまわりは雲と霧で真っ白。海に面した山の山頂にあるため海から来る風が吹き上げ、スコールの通り道になっている。午前中はいいらしいが、午後はいつも雲に覆われているか雷雨になるらしい。

私たちもカジノ跡まで走っているときに雨が降り出したので急いでカジノの建物内へ避難。ここはホテルとカジノの跡でフランス建築の巨大な豪邸。中は空っぽで床のタイルなども取り払われ、コンクリートむき出しのままになっている。雲がカジノの中にまで流れ込み、外は数メートル先も真っ白で見えない。まさにゴーストタウンという言葉がぴったりな雰囲気。

雲と雨が収まるの待ってからWat Sampov Pramへ。Phnom Bokor National Parkにある寺院で晴れていたら素晴らしい景色が見えるらしいが、このときは雲で下界の景色は真っ白。その後中国がリゾート開発として建てたThansur Bokor Highland Resortを覗きに行った。カジノとホテルが一緒になった巨大な施設だが、客の姿はなく閑散としていた。周辺にも新しく何かを建設している様子で今後拡大していく予定らしいが集客は見込めるのだろうか…。