2015/5/13
⚫︎Prasat Preah Vihear
[一人あたりの費用]
⚫︎Prasat Preah Vihearへのバイクタクシー…$5
[ホテル]Sok San 66
[ツーリング情報]
•走行距離:31km
•ルート:62号線…良好
今日は念願のPrasat Preah Vihearへ。2年前に来たときはタイと所有権をめぐって争っていたので行けなかった遺跡。またツアーで行くとかなり高いので今回はバイクだし絶好の機会だった。
昼食をマーケットで買い、Prasat Preah Vihearへ。今日は祝日のためかカンボジア人の観光客も多い。色々と揉めていた遺跡でもあるのでカンボジア人にも人気の高い遺跡らしい。ふもとのチケットブースまで行くとバイタクとトラックが待っていてカンボジア人の観光客がどんどん乗り込んでいく。チケットブースはあるが外国人はパスポートを見せれば無料でチケットがもらえる。こんなに有名な遺跡なのに無料なのが不思議。ちなみに山頂まではバイタクだと$5、トラックだと1台/6人で$25。
頂上までは自分のバイクでも行くことができるが、かなりの急斜面で二人乗りは難しそうなので相方は自分のバイクで行き、私はバイタクで行くことにした。チケットチェックポイントを通り、途中まではなだらかな登り道だったのでそこまで大したことないなと思っていたが横道に入った途端45度に近い急斜面。写真を撮りたかったがバイクから落ちないように捕まっているので精一杯だった。さすがバイタクは毎日登っているだけあって慣れてはいたがそれでも125ccのスクーターでなんとか登りきれるぐらいの急勾配。相方のバイクは110ccなので坂の途中で何度か止まりかけそうになり警備している軍人にも笑われながらも必死の思いでなんとか無事遅れて登頂。相方のバイクが持ち堪えなければふもとまで戻ってバイタクで来るしかなかったのでとりあえず登れてよかった。
Prasat Preah Vihear
(→Prasat Preah Vihearへの個人での行き方)
ダンレック山地海抜625mのタイとの国境ギリギリにある山頂のヒンズー教クメール寺院。9世紀末に建設が始まり、11世紀に増築された寺院で2008年7月に世界文化遺産に登録。2008年と2011年にタイと軍事衝突があり、長年所有権をめぐって争っていたが2013年11月に帰属未確定であった土地についてもカンボジアに帰属すると国際司法裁判所は判断をくだしている。国境が封鎖されているので現時点ではカンボジア側からのみ訪れることができる。タイ側にもレリーフなどがあるらしいが、展望台から眺めることしかできない。
参道から遺跡内は軍による警備もあったのでもっと緊迫した雰囲気なのかと思っていたが、そうでもなく結構和やかな雰囲気。でも望遠鏡で何かをやたらチェックしていたので見せてもらうとしっかりタイ側の展望台にセットされていたのがおもしろかった。
カンボジア各地から参拝に来たお坊さんも多く、一緒に記念撮影をしたりして寺院内をじっくり見学。こんな山の上によくこんな大きな寺院を建てたものだと感心するほど見事な遺跡だった。また山頂からの景色はまさに絶景!地平線まで続くジャングルとタイ側とカンボジア側を見渡すことができ、スコールの雲の高さと同じぐらいの目線で雨が降っている様子も見ることができた。
夕方まで遺跡見学を満喫し、待っていてくれたバイタクでふもとのチケットブースまで。横転しないかとドキドキしながらも帰りもなかなかスリルのある下り坂だった。あとから来た相方とチケットブースで落ち合い、ホテルのあるSra Aemまで帰還。思っていた以上に満足のいく遺跡でここまで来て本当に良かった。