B級感が半端ない生きた廃墟

2018/11/24
●養老の滝
●おちょぼ横丁
【温泉】木曽岬温泉…600円
【宿泊先】蒼滝公共駐車場

●桑名水郷花火大会
養老の滝は紅葉目的で行ったが、あまり赤くなっておらず拍子抜け。滝をぐるっと歩き、おちょぼ横丁へ。

養老の滝



たぶんおちょぼに来るのはこれで5.6回目。神社のいつもの黒猫と遊んでから串カツ食べ歩き。お気に入りの京やさんからスタートし、大根おろし乗せの串カツとうずら卵でフィニッシュ。やっぱりおちょぼは何回来ても楽しくておいしい!
八百屋の商品に混じって昼寝するにゃんこ。子供にちょっかいを出されて不機嫌そうだった

木曽岬温泉
少し早いけど6時半に閉館とのことなので先に木曽岬温泉へ。意外にも駐車場には車がたくさん停めてあってナンバープレートから察するに地元の人と私たちのような変わったもの好きな観光客が来ているようだった。
外観は写真で見た通り営業しているのかもわからないぐらいのいい感じの廃れ具合。番台にはおばあちゃんがちょこんと座っていて、中に進むとだだっ広い宴会場とステージ、埃をかぶったマッサージコーナー、シャッターが閉まった食堂などがあり、さらにその奥にはもう使われていない家族風呂と男女別の大浴場があった。天井もカビだらけで抜け落ちているところもあり、使っていない部屋などはとっくに廃墟化していた。

田んぼの中にポツンと建っている

なんとも言えないB級感

62度とあるように本当に熱すぎて入れないので要注意

館内図

入口付近。なんだか無駄にだだっ広い

昔は歌謡ショーなどで賑ったであろう宴会場


ステージ

休憩所

埃だらけのマッサージコーナー

もう使われることのない食堂

すでに廃墟になった未使用のロッカールーム

女風呂入口

脱衣所。年代を感じるサウナもあった

どんな(汚い)お風呂が待っているのかとドキドキしながらもいざ大浴場へ。スライドドアを開けるともわっとなんともいえない異臭が…。換気をしていないのか浴場は湯気で真っ白。とりあえず気を落ち着かせるために体を先に洗うことにするが、カランから出てくるお湯になにか黒い粒々が混ざっている…。
気を取り直してお風呂へ。男湯との境の壁にお城のオブジェがあり、さらにB級感がアップ。メインのお風呂の真ん中に大岩があり、その横にウッドデッキの寝湯ができる島があったがめちゃくちゃ熱くて足首までしか入れなかった。他にもじゃりが敷き詰められた上に寝転がって入るじゃり風呂や打たせ湯などがあったが、どれも浴槽がぬるぬるで壁もカビだらけ。入るのをためらうほどの汚さだったが、地元のおばちゃんたちは普通に入っていた。ちなみにこのおばちゃんたちは温泉の経営者に言っても改善されないのでボランティアで掃除しているそう。お風呂から上がると外はもう暗くなっていたが、宴会場についている電気は非常灯と地頭販売機の灯りだけだった。
大浴場の様子。女風呂のお客さんは地元のおばちゃんだけだった

男風呂との仕切りの壁にはお城




感想としては色んな意味で強烈な温泉ナンバー1。まさに生きた廃墟と呼べる温泉で数年後には間違いなく完全な廃墟になっているはず。温泉好きに限らず廃墟好きも楽しめる温泉だと思う。温泉うんぬんというよりはもう営業していない温泉に入っているような非日常感が楽しかった。完全な廃墟になったらまた訪れたいかも。ちなみに木曽岬温泉は約50年前に営業を開始し、宴会場のステージは週末などボランティアによって不定期にショーが開催されているそう。

桑名水郷花火大会
木曽岬温泉へ行く途中で花火大会のお知らせを発見!元々は7月の予定が台風で今日まで延期になっていたそう。花火打ち上げ場所へ行くための橋が渋滞していたので川の反対側から鑑賞。少し遠かったけど、秋の夜空に打ち上げられる花火もなかなか乙だった。


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