2015.5
［交通マナー］
カンボジアはベトナムに比べ、交通量も少なく、マナーもいい方だと思う。バイクも道脇をゆっくり走る人が多く、クラクションをガンガン鳴らす人も少ないが、バスやトラックなどが追い越しのときにクラクションなしでいきなり追い越してきて肝を冷やすことがあるので後方には注意。
［気をつけること］
カンボジアの警察は悪徳警官が多く、難癖をつけて賄賂を要求してくるので要注意。止められそうになってもそのまま走り去れそうであれば気付かなかったふりをして無視するのが得策。最悪止められて賄賂を要求された場合は、警察に取られる前にバイクの鍵を抜き、＄1〜2しか持っていないことをアピールして小銭でその場を切り抜けること。高額の紙幣が財布に入っていると取れるだけ取ろうとしてくるので、小銭を入れた悪徳警官用の財布を持っておくと便利。パスポートやバイクの登録証の提示を言われてもコピーを渡してオリジナルは渡さないこと。バイクの鍵にしろいつでも逃げれる体制を作っておくことが重要になる。
とりあえず警察を見かけたらまず目を合わさないこと、できるだけ無視すること、間違っても道を聞かないこと。
上記のことはカンボジアをツーリングする前に調べて得た情報だが、実際ツーリングしてみるとそこまで目をつけられることもなく、一度も止められなかった。ちなみに地元の人の話だとプノンペン市内は悪徳警官もいるが、地方の方は問題ないとのことだった。
［運転免許］
カンボジアでは国際運転免許証が使える。が、末端の警官などは有効であることを知らないため持っていても無免許運転で賄賂を要求してこようとすることもある。
取得する方法としては以下の2つ。
1.ドライビングスクールにて手続き。
地域によって違うが＄100ぐらいし、時間もかかるのでカンボジア在住者向き。
2.外国人向けのレンタルバイク屋で取得
プノンペンにはレンタルバイク、ビザ代行、運転免許証取得をしてくれるレンタルバイク屋「Lucky Moto」がある。正規の運転免許証を3日ほどで用意してくれるので長期でツーリングする人向け。
＄53／所用3日。証明写真5枚、パスポートコピーなどが必要
［道路状況］
国道以外は舗装されていない土の道が多く、走りにくい道も多い。タイ、ベトナムに続く国道は8本あるが、穴だらけの道もあり今だ整備中のものも多数ある。良い道と悪い道のギャップが大きい。
ガソリン代：1ℓ／4,000リエル前後（120円）
⚫︎National Hwy1
ベトナム側Moc Bai／カンボジア側Bavetからプノンペンへ伸びる国道。一車線だが道路状況も良く走りやすい。途中メコン川を渡るが、以前はフェリーで渡っていたところを日本がODAで立派な橋を建設したので今は陸路一本でプノンペンまで行くことができる。全体的にはいい道だが、プノンペンに入る手前の3〜4kmは交通量も多く、砂埃と穴だらけで最悪だった。
⚫︎National Hwy2
プノンペンからTakeoを経由してベトナムとの国境Tinh Bienに続く道。Takeo近くになるとマシになるが、プノンペンに近づけば近づくほどデコボコの悪路。
⚫︎National Hwy3
プノンペンからKampotに続く道。
•Angk Ta Saom〜Kampot間…良好。
⚫︎National Hwy5
タイとの国境の街Poipetからプノンペンへ伸びる国道。全体的に良いが、プノンペン周辺は未舗装の道もありデコボコ。
⚫︎National Hwy6
プノンペンからシェムリアップへ伸びる国道。補修済みの道もあれば補修が終わっていない道や工事中の道もある。
•プノンペン〜Skun間…良好。補修済み
•Skun〜Kampong Thmar間…悪路。アスファルトが剥がれた赤土の道
•Kampong Thmar〜Kampong Thom間…良好
•Kampong Daek〜Dam Daek間…工事中。洗濯板のようなデコボコ道あり
•Dam Daek〜Siem Reap間…良好
［おすすめのバイク修理屋］
⚫︎シェムリアップ
KKO（Khmer for Khmer Organisation） Tours
営業時間…月〜金 7:00〜11:30、14:00〜16:30
Tel… +855-(0)93-903-024（ドイツ語、英語）、+855-(0)93-303-656（クメール語、英語）
ドイツ人のDierkさんが経営するバイク屋。修理以外にもバイクや自転車でのツアーもしていて売上は全て職業訓練などの学校に寄付される。このバイク修理屋もメカニックの養成所になっていてオーナーがカンボジア人の若者に技術を教えている。
カンボジア人のスタッフはまだ勉強中のため頼りないところもあるのでオーナーと先に話すのがおすすめ。どこがどう悪いのかきちんと説明してくれ、安心して修理を依頼することができる。
［参考になったサイト］
Cambodia Krorma Magazine
カンボジア全土の遺跡情報やニュース、街情報などカンボジアにまつわるすべての情報が掲載されている。ツーリングを始める前にどの遺跡に行くかプランニングするときに便利。