2017/12/31
●Ajanta Caves…エリア入域料10Rs、入場料500Rs
[行き方(料金一人あたり)]
行き:ローカルバス 120Rs、シャトルバス16Rs
帰り:乗り合いジープ 150Rs
●Bibi Ka Maqbara…入場料200Rs、リキシャ50Rs(片道)
[ホテル]Hotel Panchavati
7時半にバススタンドに行き、7:45発ぐらいのバスでアジャンタへ。飛ばしてくれたので3時間のところを2時間半で到着。シャトルバスに乗り換え、アジャンタへは11時前に着いた。インドの人はみんな親切でバスもどこで降りるのかなど全部丁寧に教えてくれたので助かった。
Ajanta Caves
1819年、虎狩りに出かけた英国軍士官によって偶然発見された仏教遺跡。インドの仏教遺跡には石彫遺跡が多いなか、アジャンタは膨大な壁画が残っていることで有名。ワゴーラー川湾曲部を囲む断崖を550mにわたって断続的にくりぬいて築かれた大小30の石窟で構成される古代の仏教石窟寺院群である。
造営時期は前期(AC2~BC2)と後期(5世紀中頃~7世紀)に分かれ、現存する素晴らしい壁画のほとんどは仏教美術が隆盛した6~7世紀に描かれたもの。第1窟の蓮華手菩薩はアジャンタ最高傑作で、1949年に焼損した法隆寺金堂の勢至菩薩像に影響を与えたといわれているそう。壁面に牛糞や粘土、石灰を下地に塗り、アフガニスタンから持ち込まれたといわれるラピスラズリや黄土などの顔料で描かれている。仏伝、本生譚を題材に描かれ、文字が読めない人への絵解き物語になっている。
日本人ツアー客も多かったが、正月休みのためかインド人観光客も多い。彫刻はやはりElloraの方が見応えがあるが、壁画はきれいに残っているところも多く、こちらも素晴らしい洞窟寺院だった。中は薄暗いので懐中電灯を持っていったが、使っていいのはどうやらガイドだけらしかった。
端から端までじっくり見学し、14時半にバス停まで戻って来れたがこれまたバスがなかなか来ない。他にもインド人のお客さんが数人待っていたので、乗合ジープをみんなでシェアすることにした。17時にAurangabadのバススタンド着。そこからリキシャでBibi Ka Maqbaraへ。
Bibi Ka Maqbara
ムガル帝国の第6代皇帝アウラングゼーブの妃、ディルラース・バーヌー・ベーグムの廟墓。1651年~1661年に息子のアーザム・シャーにより構築された。タージ・マハルを模して建てられたため、「デカン高原のタージ」とも呼ばれている。
本物のタージマハルは今回は見れないのでこちらのミニタージはぜひ見たいと思っていた。本物に比べるとやはり見劣りするのかもしれないが、それでも真っ白に輝く廟は圧巻。明るいうちに近くで見たいと思っていたが、廟にたどり着くまでにまた撮影大会になりてんやわんや。なんとか暗くなる前に辿り着き、建物を外から一周し観察。中に入ると地下に棺があり、見下ろすような形になっていた。本物のタージ・マハルも同じ作りなのだろうか?棺の周りはお金で埋め尽くされていたが、よく見ると入場券がチラホラ。なんだかインドらしい。
帰りにバーを見つけたので、インドで初めてのビールで乾杯。ビールとタバコは物価に比べて高めだが、相方は久しぶりのビールに喜んでいた。
全然実感がないが、今日は大晦日。ホテルまで帰る途中、はしゃいでいる男の子たちや酒場でお酒を買い求めるおっちゃんたちに会ったが、特に大きなイベントなどはないみたいだった。あちこちから上がる花火をホテルの部屋から見ながらの年越しだった。